家を担保に借り入れるメリット・デメリット

By: rise

銀行から融資を受けたい場合の選択肢

審査が厳しいため思うように借入することができないと言われている銀行からの融資ですが、家を担保にすることでかなり敷居が低くなると言われています。
だからといって簡単に借入をするのは避けるべきで、しっかりとデメリットを知っておくべきです。
家を担保に借り入れるメリットとデメリットについて確認をしておきましょう。

敷居がグッと低くなるのが利点

家は個人所有の資産でも高額な評価を受けることが期待できると考えられます。
かなり前に建てられた物件で痛みが激しいという場合には耐用年数に応じた評価がされることになりますが、一戸建ての場合には土地も担保に含めることで更に高額な評価を受けられると考えられます。
現在の価値をしっかりと審査したうえで、正当な金額を融資対象にしてもらうことができるため、ある程度はまとまったお金を借入することができるようになります。
家の担保無しでは借入が難しかった物件も、家を担保にすることで実現可能になって必要なお金を入手できます。

もう一つのメリットは、担保無しで融資を受ける場合よりも金利が低く設定される場合が多いことです。
これは担保が設定されていることで万が一返済が滞った時の「保険」がしっかり確保されているため、銀行側のリスクが最小限に留められることになるので、その分を還元するという形で金利が低く設定されています。
必要な資金を低金利で借入できるため、総返済額は無担保の場合よりもかなり有利になると言えます。

抵当権の設定

家を担保にするということは、抵当権を設定されることになります。
これは返済が滞ってこれ以上回収が見込めないという場合には、抵当権が行使されることで家を強制的に競売にかけることができるというものです。
要は、借りたお金をきちんと返せない状況になったら、家を取り上げられても文句は言えませんという約束事になります。

家を担保にする時点で抵当権を設定することになるため、登記簿への記載と手数料が必要になります。
抵当権の登記については司法書士などが行ってくれる場合が多く、手数料は数万円必要になると考えられます。
登記がしっかり完了するまでには、融資が実行されないことになるため、すぐには必要なお金を入手できない面もあります。

このように家を担保にして融資を受ける事はメリットとデメリットを考慮しなければいけませんが、必ず融資対象になるものではないことを覚えておきましょう。
例えば事故物件などで家の価値に問題がある場合や現在訴訟中で家の権利がどこにあるのか不透明な場合、今後災害被害に遭うリスクが高い場所に立地している場合など様々な条件によって希望に沿えないこともあります。

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